注文住宅で後悔しないためには、生活を意識した設計にすることです。毎日過ごす場所ですし、注文住宅は費用が高く買い替えも簡単にできる物ではありません。
そのため、生活を意識せずに作ってしまうと不便を感じてしまいますし、買い替えられないために我慢して過ごさなくてはならなくなるため、後悔してしまいます。
生活導線を意識することは大切になります。これは、日常生活での動きを意識した造りにすべきことです。例えば、帰宅後に玄関から部屋までの移動、洗濯物を外に干すまでの動きなどを意識しておけば、これらの時に不便を感じることがなくなります。
間取りも将来を見据えて決めるべき点です。家族構成は年数とともに変化することもありますが、事前に想定しておけば、それに対応できるので公開することもなくなります。
自分の希望を明確にしておかないとこの辺は検討することはできません。しっかりと頭に思い描いたうえで、業者の方と相談をして決めていきましょう。
注文住宅は、外観デザインや間取りなど施主の希望通りに選択する事が最も大きなメリットですが、施主の希望が重要視される事から設計時のイメージと入居後の実生活が大きく異なる失敗も少なくありません。
特に間取りは、より良い家相になる様に風水を駆使すると一般的な広さの建築用地では家の形を成さなくなる事があり、配置や部屋の広に妥協すると共に収納を犠牲にしてしまうなど入居後に後悔する事があります。
注文住宅は、選択肢が必要最低限に制限されている売り建て住宅や企画住宅とは大きく異なり施主が釘1本から指定する事が可能である反面、決める事が多過ぎて充分な思慮が足りずサッシの性能や断熱効果など専門知識を必要とする項目に関しては業者任せとなってしまい後々後悔してしまう事があります。
現在では、昭和中期まで住宅に使用されて来たトタンの様に厚さ1mmに満たないガルバリウム鋼板が外壁材として人気ですが、ガルバリウム鋼板系の外壁材は非常に薄い事から断熱性能や防音性能などが著しく低く入居後に失敗したと感じる施主も多くいます。